客室を訪れた猫がベッドやバッグへ乗ることがあります。かわいい場面ですが、猫を無理に動かすより、乗られて困る物を先に片付けることが基本です。
猫が来る前に収納する
薬、食べ物、アクセサリー、ケーブル、衣類は閉じたバッグや引き出しへ入れます。スーツケースは開けたままにせず、猫が中へ入っていないことを確認して閉じます。
猫が乗った後に荷物を引き抜くと、驚かせたり爪を傷めたりします。先回りして環境を整えます。
特に、ヘアゴム、薬のシート、乾燥剤、イヤホン、裁縫道具、土産の食品は小さく見落としやすい物です。床だけでなく、サイドテーブルと開いたポケットも確認します。濡れたタオルや浴衣の帯も放置せず、宿の指定場所へ置きます。
ベッドへ乗った場合
宿が猫のベッド利用を認めているなら、叱ったり抱き上げたりせず見守ります。寝具へ猫を入れたくない事情がある場合は、予約時に猫が入らない客室を相談してください。
就寝したい、布団を整えたい場合は、おやつで誘導せずスタッフへ相談します。猫の体を押す、足やしっぽを引く行為は避けます。
猫が寝具の中へ潜った可能性があるときは、勢いよく布団を畳んだり上へ座ったりしません。寝具を少しずつ目視し、所在が分からなければスタッフを呼びます。
衣類や機器の上に乗った場合
着替えの上で休んでいる猫をどかすために、服を強く引きません。急いで必要な物ならスタッフへ相談し、代わりの衣類があるなら猫が離れるまで待ちます。
ノートパソコンやカメラは、猫の来訪前に電源を切ってケースへ収納します。熱を持つ機器、倒れやすい三脚、充電中のモバイルバッテリーを猫の近くに残さないでください。
バッグへ入った場合
猫がバッグやスーツケースへ入ったら、ふたを閉めず、持ち上げず、猫が自分で出られるよう周囲を空けます。中の危険物を猫が口にした可能性があれば、包装や品名を残してスタッフへ伝えます。
出発前はバッグの内部、衣類の間、ベッド下を確認し、猫が室内に残っていない状態で荷物を閉じます。
アレルギーや衛生面が気になる場合
猫が寝具へ乗る可能性は、予約前に確認すべき条件です。強いアレルギーがある人は、猫が入らない客室の有無だけでなく、共用部の動線や清掃方法を宿へ相談し、医療上の判断は医師へ確認します。
滞在中に気になった汚れは、自分の洗剤や消毒剤を使わず宿へ知らせます。猫が舐める可能性のある場所へ、持参した薬剤を使用しないためです。
退室前の五つの確認
- 猫が室内、浴室、収納内にいない
- バッグとスーツケースの中に猫がいない
- 食品、薬、小物がすべて回収されている
- 寝具や備品に異常があれば宿へ伝えた
- 扉を開ける前に廊下側の猫の動きを確認した
毛や汚れを理由に猫へ対応を求めない
猫が入る客室では毛が付く可能性があります。衣類用ブラシや収納袋を用意し、猫へ粘着クリーナーを近づけません。寝具の交換が必要なら猫を責めず、宿へ状況を伝えます。
持ち物は猫宿の持ち物リストも参考にしてください。
まとめ
猫がベッドや荷物へ乗ったときの最善策は、無理に降ろすことではなく事前の収納です。困ったときは自己流で誘導せず、猫を知る宿スタッフへ任せます。
※猫の客室利用規則と寝具の扱いは宿ごとに異なります。

