宿の特徴
- 送迎あり
公開情報または取材で確認できた項目だけを表示しています。
この記事は2026年8月11日時点の公式情報をもとに作成した宿ガイドです。実際の宿泊取材記事ではありません。猫の在籍状況や宿泊条件は変わることがあるため、予約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

イメージ画像(和心村の猫・客室ではありません)/Photo: Arina Krasnikova, Pexels
旅先でも、猫のいる暮らしを味わいたい。
決められた時間に猫を見るだけではなく、猫のほうから気ままに部屋へ遊びに来てほしい——そんな猫好きの願いに応えてくれそうな宿が、千葉県富津市の里山にあります。
その名は「和心村(わしんむら)」。保護猫たちが敷地内を自由に暮らし、気が向けば宿泊客の部屋へ入ってくることもある、古民家とグランピングの宿です。
和心村ってどんな場所?
和心村は、千葉県富津市高溝にある里山の宿泊施設です。
一般的なホテルのように一つの建物へ客室が並ぶのではなく、築約200年の古民家、伝統的な長屋門、隈研吾氏とSnow Peakが手がけた「住箱」、Nordiskのグランピングテントなどが自然の中に点在しています。
施設が大切にしているのは、人と動物と自然が無理なく共生すること。公式ガイドによると、村で暮らす猫たちはすべて保護猫で、宿泊料金の一部は猫たちの食費や医療費、生活環境の維持に使われています。
猫を接客のために決まった場所へ集めるのではなく、ここでは猫が暮らす村に人がお邪魔する、という距離感です。
16匹の保護猫が自由に暮らす
2026年2月更新の公式ガイドでは、和心村で暮らす保護猫は16匹と紹介されています。
猫たちは猫カフェのような限られた区画ではなく、村の敷地内をそれぞれの意思で移動します。カフェにいる日もあれば、外で遊んでいる日、どこかで昼寝をしている日もあります。
いつ、どの猫に会えるかは、その日の猫次第です。
だからこそ、姿を見つけたときのうれしさや、猫のほうから近づいてきてくれたときの特別感があります。
猫が気ままに客室へ遊びに来る
和心村を「ねこ宿研究所」で紹介したい一番の理由が、猫たちが客室にも自由に遊びに来ることです。
公式ガイドには、猫たちは気が向いたら宿泊客の部屋へ来て、気が向いたら出ていくと記載されています。公式FAQでも、基本的にはどの部屋にも猫が来る可能性があると案内されています。
ドアの向こうから猫が現れたり、部屋の中をひと通り探検したり、落ち着ける場所を見つけてくつろいだり。猫が訪れてくれれば、ほんの少しだけ一緒に暮らしているような時間を過ごせそうです。
ただし、客室訪問はサービスとして保証されるものではありません。猫の体調や気分、天候によって、部屋へ来ない日もあります。
「呼べば来てくれる猫」ではなく、「来るかどうかを猫自身が決める宿」。その自由さも、和心村らしい魅力です。

イメージ画像(和心村の猫・客室ではありません)/Photo: Alina Vilchenko, Pexels
猫と過ごすなら、どの客室がよさそう?
公式ガイドで紹介されている客室は4タイプです。
古民家母屋
築約200年の古民家を一棟で利用できる客室です。囲炉裏やハンモックがあり、公式の客室案内にも「保護猫が自由に出入り」と記載されています。
猫との室内時間を最優先にするなら、まず候補にしたい客室です。
長屋門
最大6名まで利用できる、グループや家族向けの広い客室です。伝統的な建物の雰囲気を楽しみながら過ごせます。
住箱 -JYUBAKO-
隈研吾氏とSnow Peakによる、木の質感を生かした小さなモバイルハウスです。定員は2名。公式ガイドでは、猫アレルギーが気になる場合に比較的猫が入りにくい客室として案内されています。
Nordiskテント
自然との距離が近いグランピングテントです。猫との偶然の出会いに加え、アウトドアらしい滞在を楽しみたい人に向いています。
どの部屋にも猫が来る可能性はありますが、訪問を保証するものではありません。猫との触れ合いを最優先にしたい場合は、予約前に最新状況を宿へ相談するのがおすすめです。

イメージ画像(和心村の施設ではありません)/Photo: Jack Sparrow, Unsplash
猫だけではない、里山の楽しみ
和心村では、猫との時間に加えて、地元食材を使ったBBQ、焚き火、薪サウナなども楽しめます。
BBQの時間に猫が近くへ来たり、焚き火のそばや外気浴中に姿を見せたりすることもあるそうです。ただし、人間の食べ物を猫へ与えてはいけません。
敷地内には猫のほかに犬やヤギなども暮らしています。整えられたテーマパークではなく、動物たちの日常と里山の時間を静かに共有する場所と考えると、過ごし方を想像しやすいでしょう。
泊まることが保護猫の支援につながる
和心村の猫たちは、保健所からの引き取り、多頭飼育崩壊からの保護、元野良猫など、それぞれ異なる背景を持っています。
現在は譲渡対象ではなく、村の住人として終生飼育されています。宿泊料金の一部が猫たちの生活費や医療費に使われるため、宿泊そのものが保護猫の暮らしを支える仕組みです。
猫と過ごす時間を楽しみながら、その猫たちのこれからにも少し貢献できる。猫好きにとって、うれしい循環ではないでしょうか。
宿泊前に知っておきたいこと
- 猫に必ず会える、客室へ必ず来るという保証はありません。
- 猫の頭数や在籍状況は変わる可能性があります。
- 猫は敷地や一部客室を自由に移動するため、重い猫アレルギーがある人には向きません。
- 猫が入りにくい客室を希望する場合は、予約前に宿へ相談してください。
- 抱っこ、おやつ、撮影などは、現地のルールと猫の意思を優先してください。
- 里山にあるため、虫や天候、携帯電波など都市のホテルとは異なる環境です。
アクセス
車の場合、東京湾アクアライン経由で東京から約70〜80分。館山自動車道「富津中央IC」から約15分です。
公共交通の場合は、JR内房線「上総湊駅」から車で約15分。公式ガイドでは無料送迎あり・要予約と案内されています。
施設へ続く道では猫が散歩している可能性があるため、敷地周辺では十分に速度を落として走りましょう。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 和心村(わしんむら) |
| 所在地 | 〒299-1733 千葉県富津市高溝14 |
| チェックイン | 15:00 |
| チェックアウト | 11:00 |
| 客室 | 古民家母屋、長屋門、住箱、Nordiskテント |
| 猫 | 公式ガイドでは保護猫16匹(2026年2月更新時点) |
| 公式サイト | 和心村公式サイト |
| 予約 | 公式予約サイトからオンライン予約 |
料金、食事内容、送迎、猫の在籍状況は変更される可能性があります。予約時には必ず公式情報をご確認ください。
場所・Googleマップ
和心村
〒299-1733 千葉県富津市高溝14
関連動画
15匹の猫が自由に暮らすグランピング|和心村
チャンネル: Animamille - Travel to meet animals.
まとめ
和心村は、猫を見に行く宿というより、猫たちが暮らす村へ泊まりに行く宿です。
猫は敷地を自由に歩き、気が向けば客室へ遊びに来る。ずっとそばにいてくれるとは限らないけれど、猫自身が選んで近づいてくれるからこそ、その時間はきっと特別なものになります。
アトカや七里川温泉のように、猫との距離が近い宿を探している人にとって、次の旅先候補に入れたい一軒です。

