宿主さん向けWordPress運用プロンプト10選|Codex・Claude Codeにコピペで頼む

宿主が1から10までの依頼カードを選びAIとWordPress運用を進めるイラスト AIサイト管理

「AIへ何と頼めばよいか分からない」という宿主さんのために、WordPress運用で使いやすい依頼文を10種類にまとめました。角括弧の中だけを自分の状況に合わせて書き換えれば、CodexでもClaude Codeでも使えます。

ただし、プロンプトは安全装置そのものではありません。AIが操作できる権限、承認設定、バックアップ、実行経路も別に整える必要があります。最初は練習用フォルダで試し、相談・調査・下書き・本番反映を一度に頼まないことが大切です。

最初に知っておきたい使い方

  1. [ ]の中を自分の情報へ置き換える
  2. 分からない項目は「不明」と書く
  3. パスワード、秘密鍵、APIキー、予約者情報は貼らない
  4. 最初は「調査だけ」「下書きだけ」で止める
  5. AIの報告を読み、人が承認してから次の段階を頼む

サイトのフォルダをまだ開いたことがない場合はVS Code入門、何を相談すべきか決まっていない場合はCodex・Claude Code相談入門から始めてください。

1.何から改善すべきか相談する

問題や優先順位が分からないときに使います。この段階では変更させません。

宿のWordPressサイトについて相談したいです。
目的:[予約前の不安を減らしたい/古い情報を直したい/検索から見つけてもらいたい]
困っていること:[分かる範囲。不明でもよい]
サイトURL:[公開URL]

現在の状態を読み取りだけで確認し、先に確認したいことを最大5問質問してください。
専門用語を使う場合は、宿の仕事に置き換えて説明してください。
今回は相談と調査だけにし、ファイル、WordPress、サーバー、外部サービスは変更しないでください。

2.サーバーと管理方法を調べる

契約先や管理範囲が曖昧なときに使います。契約資料を共有する場合は、個人情報や決済情報を隠します。

このWordPressを誰がどこまで管理しているか整理してください。
公開URL:[URL]
分かっている契約先:[サーバー会社、WordPress.com、制作会社など。不明なら不明]
手元にある資料:[個人情報を隠した契約名や管理画面名]

共用レンタルサーバー、マネージドWordPress、VPS・クラウドのどれに近いか、根拠とともに示してください。
WordPress、サーバー、ドメイン、メール、バックアップの管理者を表にしてください。
ログインや設定変更はせず、不明な項目と確認先を分けてください。

方式の違いはレンタルサーバーとVPSの違いでも確認できます。

3.既存ページの古い情報を探す

料金、営業日、客室、食事、アクセス、看板猫などを変更する前に、直す場所を洗い出します。

宿の案内変更に伴い、古い情報が残っている場所を調査してください。
変更する事実:[新しい内容]
古い表現:[分かれば記入]
対象サイト:[URLまたは作業フォルダ]

公開ページ、既存原稿、メニュー、内部リンクから該当箇所を探してください。
候補ごとにURLまたはファイル、該当箇所、修正理由、確認が必要な事実を表にしてください。
OTA、予約画面、SNSなどサイト外の確認候補は分けてください。
今回は読み取りだけにし、文章や設定は変更しないでください。

4.公式情報から記事の構成案を作る

いきなり本文を書かせず、読者の疑問、必要な根拠、既存記事との重複を確認します。

次のテーマで、宿の公式サイトに掲載する記事の構成案を作ってください。
テーマ:[記事テーマ]
想定読者:[初めて泊まる人/連泊を検討する人など]
解決したい疑問:[疑問]
確認に使える公式資料:[URLや資料名]

既存記事との重複を確認し、検索する人の目的、仮タイトル、見出し、各見出しに必要な根拠、内部リンク候補を示してください。
公式資料で確認できない内容は推測せず「要確認」としてください。
まだ本文作成、画像取得、WordPress登録、公開はしないでください。

5.Markdownで記事の下書きを作る

構成案と事実を人が確認した後、作業フォルダに原稿だけを作ります。

承認した構成案と確認済み資料だけを使い、WordPress記事のMarkdown下書きを1件作ってください。
テーマ:[テーマ]
保存先:[作業フォルダ内。不明なら候補を提案]
必須項目:タイトル、slug、description、見出し、内部リンク、参考資料
文体:[既存記事に合わせる/親しみやすい敬体など]

体験していないことを体験談として書かず、料金や営業情報には確認日と公式確認先を付けてください。
未確認情報は埋めず、既存ファイルを上書きせず、本番WordPressには登録・公開しないでください。
完成後、根拠不足、重複、公開前に人が確認する箇所を報告してください。

6.SEOと読みやすさを点検する

検索語を詰め込むのではなく、読者の疑問へ答えられているかを点検します。

次の記事を変更せずに点検してください。
対象:[公開URLまたは原稿ファイル]
主な読者:[想定読者]
読者が知りたいこと:[検索・予約前の疑問]

titleとdescription、冒頭の結論、見出し構造、根拠のない断定、古い情報、内部リンク、予約導線、画像の代替テキストと出典を確認してください。
問題、理由、改善案、優先度を表にしてください。
今回は診断だけにし、本文、SEO設定、リンク、画像は変更しないでください。

7.更新前の安全計画を作る

テーマ、プラグイン、PHPなど影響範囲が分かりにくい変更の前に使います。

次のWordPress更新について、安全な作業計画を作ってください。
目的:[更新内容]
対象:[記事、テーマ、プラグイン、PHPなど]
現在分かっている状態:[不明なら不明]
止めてはいけない機能:予約、問い合わせ、電話、地図、メール

変更対象と対象外、必要なバックアップ、復元方法、事前確認、実行順、停止条件、公開後の確認を示してください。
予約・問い合わせ・外部連携への影響も確認してください。
まだバックアップ、更新、ログイン、再起動、削除は実行せず、私の承認を待ってください。

更新はWordPress更新入門、復元点はバックアップと復元で詳しく解説しています。

8.承認した原稿を1件だけ公開する

原稿、画像、分類を人が確認し、本番反映を明示的に承認した後だけ使います。

承認済みのWordPress記事1件だけを本番へ反映してください。
原稿:[ファイル名]
slug:[slug]
公開状態:[下書き/公開]
変更してよいもの:原稿1件、指定画像、指定した内部リンク
変更してはいけないもの:その他の記事、テーマ、プラグイン、サーバー、予約・顧客・決済データ

変更前に最新バックアップを取得し、正常終了と整合性を確認してください。
同じslug、投稿者、カテゴリ、description、アイキャッチを確認してください。
バックアップまたは事前確認に失敗したら公開せず停止してください。
完了後、投稿ID、URL、変更したもの、変更しなかったものを報告してください。

一件だけ扱う仕組みはWP-CLIの下書き登録制限付きラッパーを参考にしてください。

9.公開ページをPCとスマートフォンで確認する

コマンドの成功ではなく、読者が見る結果を確認します。

次の公開済みページを、変更せずに検査してください。
対象URL:[URL]
今回の変更:[記事公開、本文修正、リンク変更など]

HTTP応答、転送、title、description、canonical、robots、見出し、画像、内部リンクを確認してください。
PC幅とスマートフォン幅で文字、表、画像、ボタン、メニューを確認してください。
予約、問い合わせ、電話、地図は、送信・発信・決済をせず入口まで確認してください。
未確認項目と、人が実機で確認する項目を分けてください。
投稿、ファイル、設定、キャッシュは変更しないでください。

詳しい順序はWordPress公開後の15分点検にまとめています。

10.月次点検から来月の作業を決める

サイト情報、WordPress、Search Console、Analyticsを月に一度まとめて確認します。

宿サイトの月次点検を手伝ってください。
対象月:[年月]
公開サイト:[URL]
今月の変更:[記事、料金、営業日、予約システムなど]
共有資料:[個人情報を除いたSearch Console・Analyticsの集計など]

営業情報、予約導線、スマートフォン表示、リンク、WordPress更新、バックアップ、検索状況を確認項目に分けてください。
問題を「今すぐ」「今月中」「経過観察」に分類し、来月の作業を最大3件に絞ってください。
数字は期間と比較対象を明記し、原因を断定せず仮説と確認方法を分けてください。
顧客情報を要求せず、今回は点検と提案だけにしてください。

月次点検チェックリストSearch Console入門Google Analytics 4入門を併用できます。

返答が難しいときの追加の一言

説明が難しいため、専門用語を減らし、私が次に行う操作を一つずつ番号付きで説明してください。
分からない言葉には、宿の仕事に置き換えた短い説明を付けてください。

提案が広がりすぎたら「今回は[対象]だけに絞り、それ以外は変更せず今後の候補へ分けてください」と伝えます。

コピペしても書かない情報

  • WordPress、サーバー、予約管理、決済のパスワード
  • SSH秘密鍵、APIキー、復旧コード
  • 宿泊者の氏名、メール、電話番号、予約番号
  • カード情報、返金対象者の個人情報
  • 公開する必要のないサーバー接続情報

エラーを相談するときは秘密値と個人情報を伏せ、発生時刻、行った操作、一般的なエラー文だけを共有します。

まとめ

よいプロンプトとは、長い文章ではなく、目的、対象、変更してよい範囲、止まる地点、完了条件が分かる依頼です。調査、ローカル下書き、承認後の一件反映、公開画面の確認へ分けましょう。

AIが示したURLや根拠を公開前に確認する方法は、AIの回答を鵜呑みにしない一次情報確認術で詳しく解説しています。

繰り返し守りたいルールは、毎回の依頼文ではなくAGENTS.mdCLAUDE.mdへ移します。導入と無料テンプレートはAIサイト管理の安全ルールから確認できます。

会話で決まった内容を方針、継続ルール、作業記録に分ける方法は、AIとの議論を運用マニュアルに残す方法で解説しています。

参考資料

※各製品の画面や権限設定は変わる場合があります。利用時は公式資料と契約中サービスの現行手順も確認してください。

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